かまぼこの原料は主にすけそうだらが多い
[chat face=”item_icon_07.png” name=”” align=”left” border=”blue” bg=”none”] ぷりっとした食感の私。お魚の形をしていないけれど、お魚からできてるの![/chat]
[chat face=”item_icon_06.png” name=”” align=”left” border=”green” bg=”none”] そうだね、かまぼこちゃん。
かまぼこの原料は、白身魚のすけそうだらやぐち、いとよりだい、えそ、たちうおなどで、白くてふわっとした食感のはんぺんは、よしきりざめ等のさめ類が使われているよ。これらの魚の身の部分だけを使い、水に晒して丁寧に下処理をした後、すりつぶして“すりみ”にします。そこに塩や砂糖、みりんなどを加えて味を調え、整形し加熱します。すりみを使うので、かまぼこはさまざまな形や味のものができます。
すりみは世界でも「SURIMI」と呼ばれ、世界共通語にもなっています。 [/chat]
900年の歴史があるかまぼこ
[chat face=”item_icon_07.png” name=”” align=”left” border=”blue” bg=”none”] かまぼこの歴史は長いの?[/chat]
[chat face=”item_icon_06.png” name=”” align=”left” border=”green” bg=”none”] 今年(2015年)は、かまぼこが文献(1115年・永久3年)に初めて登場してから900年を迎えます。平安時代初期の文献にその記述がありますが、それ以前から似たようなものが食べられていたようです。板かまぼこが登場したのは室町時代と言われ、ちくわのネーミングもこの頃ついたようです。 [/chat]
おさかな記者の取材メモ
かまぼこの原型は今のちくわによく似た細長い形でした。植物のガマの穂に似ていたので「がまのほこ」から「かまぼこ」になったと言われています。初めて文献に載った1115年にちなみ、11月15日は「かまぼこの日」に制定されています。
かつてかまぼこは、宮中や文化人が祝宴を行う際に特別に出された貴重品でした。贅沢に魚の身のみを使い、すりつぶし、形を作り蒸すという手間暇の掛かる料理であったため、もてなす人の相手への敬意などがこもったものでもありました。現在では、機械を使い大量に生産できるようになり、日常的に食べられるようになりましたが、機械化が進んでも、すりみと塩、水の配合は職人の経験によるところが大きく、会社によって様々な食感と味があり、同じものが二つとない奥の深い世界です。