特産ワカメを練り込んだ若草色が美しいラーメン
独自製品を低価格帯で
まつばら食堂はJFひろた湾の直営する人気店。
岩手県陸前高田市に昨秋オープンした道の駅・高田松原の中にあり、みずからの手で獲った鮮度抜群の海の幸を海鮮丼や天丼、ラーメンなどをリーズナブルな価格帯で提供しています。
一押しは「わかこちゃんラーメン」なる独自メニュー。
かわいらしいネーミングから想像できるかもしれませんが、広田湾いちばんの特産品・ワカメをめんにもトッピングにもふんだんに使ったラーメンで、あっさりした白醤油ベースのスープで上品な磯の風味を際立たせてあります。
見た目の美しさも実に特徴的。薄い金色のスープに若草色の鮮やかなめんが浮かぶ様は芸術的で、箸を動かす前に多くの人が見とれてしまうに違いありません。
いわゆる「インスタ映え」を狙う若者にもたまらない一品で、老若男女に人気というのもうなずけます。
ほかにもマグロやイクラ、ボタンエビをどっさり乗せた海鮮丼、大粒のカキやアナゴやイカを使った海鮮天丼、貝類と海藻を入れた磯ラーメンなども人気を集めています。
復興のシンボル「奇跡の一本松」のすぐそば
「陸前高田の海産物のおいしさも知って欲しい」と戸羽課長
店がある道の駅・高田松原は、東日本大震災の津波で倒れずに残った復興のシンボル「奇跡の一本松」の近くに立地しています。
国営施設「東日本大震災津波伝承館」が併設されていることもあり、陸前高田市への訪問客が最も集中する場所の一つにもなっています。
JFひろた湾の戸羽新二課長は「訪れた人には震災のことだけでなく、陸前高田の海産物のおいしさも知ってほしい」と話しています。
価格面でも350円~2200円と全体的にリーズナブルに抑え、気軽に楽しめるよう配慮。
いち押しの「わかこちゃんラーメン」は通常一杯700円ですが、月曜日を「わかこちゃんデー」と銘打ち500円の特価で提供していることも人気の理由となっているようです。
隣接する直売所では「わかこちゃんラーメン」のテイクアウト品も
漁協加工場で作る塩うになどを使ったおにぎりも人気
同漁協の独自性を打ち出す商品展開にも力を入れていて、漁協加工場で作る塩ウニと茎ワカメのワサビ漬けを具材にしたおにぎりは、中身たっぷりの大ぶりサイズが観光客だけでなく地元市民の人気も集めています。
「5個、10個とまとめ買いしていく人も珍しくない」そう。
戸羽課長は「将来的には定置網漁で獲れる魚もメニューに組み込み、広田湾の海の幸を一層楽しめるようにしていきたい」と意気込んでいました。
戸羽課長の耳より情報
広田湾産生うに丼は期間限定!
夏場には獲れたてのウニ使った特別メニュー「生うに丼」が登場する。
本当においしいものだけを食べてもらうため提供するのは開口日から2日だけ。ぜひ来てほしいとのこと。
店舗情報
- 営業時間
- 午前10時30分~午後3時(混雑時は午後3時30分まで)
- 住 所
- 〒029‐2204 岩手県陸前高田市気仙町字土手影180
「道の駅高田松原」内 - 電 話
- 0192-22-8411
- 定休日
- なし
- 地 図
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