旬の魚を堪能

水産専門紙H記者のおすすめ!
定食や海鮮丼が人気

お店の名前が付いた「あみなや丼」は税別1,500円

ここがおすすめ!

 富津館山道路のサービスエリア「ハイウェイオアシス富楽里(ふらり)」兼、一般道からも入れる「道の駅 富楽里とみやま」の2階で営業する海鮮レストラン。

 車で約5分の小浦漁港で水揚げされた地魚を織り交ぜた定食や海鮮丼が人気の店です。

2003年開業の「ハイウェイオアシス富楽里/道の駅 富楽里とみやま」外観

店舗名にもなるほどの「あみなや丼」

 数あるメニューの中で店舗名を唯一冠しているのが「あみなや丼」(税込み1,500円)です。

 丼物の主力で、厚切りにされた旬の地魚の切身がじっくり堪能できます。

 メバチ、イクラ、カニカマの赤系の彩りに、その時々に小浦漁港で水揚げされた地魚の3品程度が加わります。

 ここへ訪問した3月中旬は、マダイ、サワラ、イナダでした。

 使われている魚の種類が豊富なので、飽きることなくどんどんと箸が進みます。

 特に地魚3種の切身は高鮮度の証左である弾力の違いがよく分かりますし、魚が本来もつ身の味がしっかり感じられます。

 温かな汁物と香の物と一緒にいただき、満足のひと時を過ごせました。初夏頃の公開予定と伝えましたら、栗原店長から「その時期でしたらアジ、コチ、イサキでしょうか」との答えが返ってきました。

 地魚だけの「定置網の海鮮丼」(1,300円)も覚えておくとよいでしょう。

 「日々の水揚げ次第の限定販売メニューになります。日によってお出しする数も5~20とまちまちです」(栗原店長)とのこと。

 それでも昼の早い時間に通えば出会えると思います。

お店を預かる栗原店長

内房のお勧めは青魚

 漁協直営食堂ですから、刺身が含まれているメニューには小浦漁港の地魚が何某か1品以上が使われています。

 遠路からはるばる訪れることがあるのなら、漁師が自ら見立てて選んだ自慢の地魚が使われている、それらのメニューの中から選びたいところです。

 岩井富浦漁協のある千葉・内房エリアの地魚のお勧めを聞いたところ、栗原店長はどれも自信があるからか、ちょっと迷いながらも「やっぱり青魚」と話してくれました。

 内房の「黄金アジ」2つの名で知られています〝黄アジ〟が一帯では有名ですが、「回遊している外海の魚と違って根付きの魚が多く、サイズも大きくて脂が乗っていておいしいですよ」と、青魚全体についてアピールしてくれました。

 テーブル席と座敷席の境目には活魚水槽が置かれていまして、運が良ければヤリイカ、アジ、サザエ、イセエビの活け造りも楽しめるとのことでした。

 都心から車で1時間強と近場で、内房の地魚を心ゆくまで堪能できる店として覚えておきたいところです。

テーブル席に座敷席もある。使いたい時は事前連絡すると間違いない

 「富楽里とみやま」では日替わりイベントを行っていて、全店舗が参加しています。

 「網納屋」も「特定メニューの値引きや刺身一品サービスなどを月1度行っています」(栗原店長)。

 事前にウェブサイトのイベントカレンダーで確認していきましょう。

「道の駅 富楽里とみやま」のウェブサイトのイベントカレンダーで、日替わりイベントの様子

店舗情報

営業時間
10:00~18:00(ラストオーダー17:30)
住 所
〒299-2214千葉県南房総市二部2211(ハイウェイオアシス富楽里内)
車が便利。高速道路、一般道路の両方からアクセスできます。
電 話
0470-50-3571
定休日
水曜日
HP
http://www.tairyou.com/amina.html
地 図
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