獲れたて生シラスが食べられる

水産専門紙K記者のおすすめ!
持ち帰りも充実

獲れたての生シラスがのった「ハーフ丼」

ここがおすすめ!

 大阪・岸和田市、大阪府鰮(いわし)巾着網漁協関係者向け飲食施設としてスタート。大阪湾産の新鮮な水産物が食べられることが話題となり、現在は関係者以外の集客が多数を占めるまでになりました。昼時には順番待ちの列ができるほど、リピーターも多く、今回の新型コロナウイルス対応で持ち帰り商品も充実しています。

当店イチオシメニュー

 店舗前、岸和田市地蔵浜町の同漁協荷捌施設には府下の全ての船びき網漁業者がイカナゴ新仔、イワシシラスを水揚げします。関係者以外は施設内への入場はできませんが、潮風に吹かれながら、沖から頻繁に水揚げに来る運搬船を遠目に見ることができます。

 同店一番人気は「生しらすと釜揚のハーフ丼」800円。漁期中でタイミングが合えば、当日獲れたばかりの透明でソフトな食感の生シラスを食べることも可能です。釜揚げは、同所に近い加工場で新鮮なうちに加工したふっくらしたシラスが提供されています。生シラス(800円・税別)、釜揚げシラス(700円・税別)とそれぞれの丼もあり、好みに応じて食べられます。

 このほかフワッと揚げられたアナゴ天ぷらの上に刻みネギがたっぷりのった「あなご天丼」(980円・税別)は、地元・泉州で古くから食べられてきた「ウスターソース」をかけて、泉州の「粋」を感じてみるものもいいでしょう。ぜひ、お試しあれ。

「ハーフ丼」がおすすめと西出氏

イワシ入りでシラスを満喫できる「しらす御膳」は数量限定

海を見ながらの食事は格別

大阪の魚を多くの人に

国土交通省は昨年4月、店舗のある同地区と旧港地区の主要施設を全国127か所目の「みなとオアシス」として登録。地域住民の交流や観光振興を通じた地域活性化に資する「みなと」を核とした街づくりの促進が図られてきています。

 きんちゃく家の道路を挟んだ向かいには、テーブルやイスが用意され、購入した持ち帰り商品を食べることもできます。

 同地区のハワイアンカフェ「Lucy’s Aina(ルーシーズ アイナ)」では洋食メニューでシラスパスタなど大阪湾産水産物などが食べられます。

 隣接した魚加工場・即売所「魚‘s IKARI(ウオズ イカリ)」では、市価よりも廉価で新鮮な釜揚げシラスなどが販売されていて、お土産の購入などにも最適。

 毎週・日曜日開催の「地蔵浜みなとマルシェ」は新型コロナウイルスの影響で休業していましたが、6月28日から再開と嬉しい情報も。

耳より情報

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、一時は持ち帰り限定での営業を余儀なくされていましたが、5月初旬から店内での飲食も再開し、持ち帰り丼などを購入し、漁港を見ながら、磯の香りとともに食事を楽しんでもらうこともできると西出さんはアピールしています。

店舗情報

営業時間
平日:8時~15時(木・金は17時~22時も営業)
土日祝日:5時~15時(土曜日は17時~22時も営業)
住 所
〒596‐0015 大阪府岸和田市地蔵浜7-1 南海電鉄岸和田駅から徒歩20分
電 話
072-436-3866
定休日
水曜日
HP
http://www.facebook.com/sensyuukaisenkintyakuya
地 図
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